「痔」は、日本人の3人に1人が患っていると言われているほど身近な病気です。
座りっぱなしの姿勢は、お尻に体重がかかる時間が長くなり、肛門周辺への負担が大きくなります。その為、肛門周辺がうっ血状態になり、痔になるリスクが高くなるのです。 他にも、座っているイスが原因で痔を招くことがあります。 座りっぱなしでの作業が多い場合は、作業の合間に歩いたり、ドーナツ型クッションを使ったりして、肛門への負担を減らしましょう。
床に座る姿勢は、あぐらや正座、お姉さん座りなどがあります。あぐらやお姉さん座りは、床にお尻がつくので肛門への負担が大きく痔になりやすいです。反対に正座は、一番肛門への負担が少ない座り方です。 しかし、肛門への負担が少ない正座でも長時間同じ姿勢でいれば、うっ血状態になり下半身が冷えます。意外と知られていませんが、下半身の冷えも痔の原因の1つです。 床に座るときは、ドーナツ型クッションを使うか正座をおすすめします。 ただし、正座でも長時間座るときは2時間に1回は動くようにしましょう。また、正座をするときは、かかとの上に肛門がこないように注意してください。
痔は様々な要因で発症しますが、その1つに座り方が挙げられます。病院で治療をお望みの方も今一度座り方に注目してみてはいかがでしょうか。イスに座る場合
座面がソファのように柔らかいイスは楽なように思えますが、実はお尻が沈み込むので肛門周辺への負担が増してしまうのです。また、座面にビニール系素材を使っているイスは、お尻が冷えやすいため痔を招きやすくなります。
床に座る場合