肛門の出口あたりで便が詰まって石のように固くなってしまい、出そうで出なくなったという経験はありますか?
その場合、硬い便を指で無理に出そうとすると、肛門や腸に傷を付けてしまうことになり、危険です。
肛門周囲の筋肉をほぐすように優しくマッサージして見てください。
軽度の便秘には効果がある場合があります。
洗面器の中に少し熱めのお湯を入れて、お尻をつけてください。
肛門の周りの筋肉をほぐすために、肛門を開いたり閉じたりしてください。
ある程度、肛門の筋肉がほぐれてきたら、力を抜いてゆっくりと肛門を開くような気持ちで出てくるのを待ってください。
浣腸は、肛門内に直接、油性の液体を入れるため、腸の壁面が滑りやすくなります。
また、腸の動きを活発にする効果もあるため、排便しやすくなります。即効性があり、頑固な便秘にも有効です。
「自分ではどうしようもない」「辛くて動けない」など、重症の場合は病院で診てもらうようにしましょう。
排便坐薬や浣腸、摘便(指でかき出す)など、病状に最適の方法で便を取り除く手助けをしてくれます。
便秘はいつものこと、と放っておくと、直腸がんなどの隠れた病気がある可能性があるので、出来れば肛門科などの専門の医師がいる病院が良いでしょう。
ららぽーと横浜クリニックでは、レントゲンで便の状態を撮影したり、指診や肛門鏡を使い病気が隠れていないかの確認も行っていますよ。
便が詰まってしまった場合は、恥ずかしがらず肛門科の受診をお勧めします。お気軽にお越しください。
今回は便が詰まってしまった場合の対処法を簡単にご紹介しました。
次回は、「なぜ便が硬くなってしまうのか?」をご説明します。