今回は肛門の日帰り手術当日の患者さんの服装についてご紹介したいと思います。
「肛門の日帰り手術の日は自宅で特に準備するものはないって聞いたけれど・・」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日帰り手術の場合、手術当日までお食事内容の制限や運動の制限はとくにありません。
ご自宅で準備していただくことは、当日の服装を気を付けて選んでいただきたいという事で、今日はそのポイントをいくつかご紹介いたします。
まず1つ目は「上下わかれている服装」です。
手術当日は、来院後に術前準備として心電図検査を行います。
また、手術範囲となる肛門周囲に残っているお通じを出しやすくする坐薬を使用します。
さらに、手術前に専用パンツに着替えていただきます。
・・・このように何度か着脱ぎしていただくようになりますのでワンピースやつなぎのようなつながっているタイプより、上下分かれた服装が望ましいのです。
2つ目は「ゆったりした服装・きつすぎない服」です。
手術終了時に圧迫止血をするという意味で分厚いガーゼをあてて、そのままご帰宅となりますので細身のデニムやタイトなスカートだと、
お尻付近がもモコモコとして帰宅の間だけと言っても不快に感じます。
また、手術は麻酔薬を使用するため、術後の血圧の変動に注意が必要ですので締め付けるようなぴったりとした服装は望ましくありません。
3つ目は「寒さ対策」です。
これは冬場に限ってですが、当院の構造上ららぽーと横浜の北立体駐車場に隣接しており、風が入り込んだ際に寒さを感じる患者さんもいらっしゃいます。
当院としては、空調の調節やブランケットの使用など最大限努力しておりますが、冬場にご来院される患者様には寒さ対策をお勧めいたします。
これから日帰り手術をお受けになる方、まず一度受診してみようかな?とお考えの方、少しご参考にしていただけたらと考えております。